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2012.06.04

第25回 災害関連死

そもそも災害とは?



辞書で調べてみました。


”地震・台風などの自然現象や事故・火事・伝染病などによって受ける思わぬわざわい。また、それによる被害。”


とありました。


そして更に具体的に、国の災害対策基本法では、

”暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴火その他の異常な自然現象又は大規模な火事若しくは爆発その他その及ぼす被害の程度においてこれらに類する政令で定める原因により生ずる被害”


と定義しています(災害対策基本法2条第1号)。

段ボールベッドの軌跡

毎年のように列島を縦断する台風


段ボールベッドの軌跡
洪水によって水没した町
段ボールベッドの軌跡

日本列島には火山帯が並んでいる

段ボールベッドの軌跡

日本海側を悩ませる豪雪
段ボールベッドの軌跡

茨城県栃木県を襲った竜巻
段ボールベッドの軌跡
広い意味で遭難も災害
段ボールベッドの軌跡
航空機事故も

自然現象が原因の他に、原子力事故や科学兵器によるテロ、飛行機や船舶などの大規模な遭難事故なども災害に含まれるようです。



災害とは、日常には発生しない突発的な現象で、大きな被害が出る事ですが、近年の地震発生記録どうなっているか調べてみました。



参考までにリンクを張ってみます。

http://earthquakecom.seesaa.net/article/215420499.html



このサイトでは、1927年~2011年までに震度6以上の地震が51回記録されたとありますが、そのうち1995年の阪神大震災以降を見ると、なんと39回も発生しています。


地球の活動周期から想像しても、現在で明らかに地震の活動に入ったと考えていいのではないでしょうか。


また、869年の貞観地震が東日本大震災と酷似していると言われています。

その前後に起こった火山の噴火や地震はちょっと不気味なくらいです。


参考。http://www.j-cast.com/tv/2011/05/19095940.html?p=all



ですから過去の教訓を元に、東海、東南海、南海地震や都市直下型地震を想定して、今こそ防災や減災に備えなければならないのです。






阪神大震災を大きく上回った震災関連死



平成24年5月11日、政府復興庁はこのたびの東日本大震災における震災関連死の人数を発表しました。


平成24年3月31日の時点で、1,632人が間接的な要因で亡くなったそうですが、原因は低体温症、肺炎、血栓症、持病の悪化、自殺などが多いようです。


阪神大震災では919人と言われていますので、残念ながらその教訓を活かすことなく大幅増となりました。


復興庁は震災関連死に関する検討会を立ち上げ、8月上旬には原因と防止策を発表するようです。



そして震災関連死を改めて、


東日本大震災による負傷の悪化などにより死亡し、災害弔慰金の支給等に関する法律に基づき、当該災害弔慰金の支給対象となった者


と定義しています。



と言う事は、弔慰金の支給対象に認定された方が、震災関連死なのであって、現実には原因の特定しにくいケースが多い中、認定に漏れてしまった方はまだまだ沢山いるのではないでしょうか?


さらに、震災関連病という考えをすると何十倍の人が対象になるでしょう。


何せ、避難所や仮設住宅ではとても人間的な住環境とは言えず、健康な人もどんどん病気になっていくわけですから。


ましてや、高齢者や持病の持っている方などでは言わずもがなです。



とにかく、災害が直接的な原因で亡くなったのは、ある種仕方が無いともいえるのですが、避難所や仮設住宅で亡くなるのは本当に残念です。防ぐ手立てが既にあるにもかかわらずにです。


避難所に簡易ベッドを!


私はこの事を踏まえ、来る次の災害までには、避難所の環境整備をやり、災害関連死を減らさなければいけないと考えています。



段ボールベッドの軌跡
狭いスペースに高い人口密度の避難所
段ボールベッドの軌跡
空調がないので夏は蒸し暑く冬は底冷えがする



続く

























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